はじめての家庭菜園

家庭菜園初心者の作業日記です。

仙台白菜物語

今日は、農場Bで開催したイベント【「仙台白菜物語」定植会】に参加しました。白菜って、100年くらい前に中国から渡ってきた(主に日清戦争日露戦争に従軍した兵士が、現地で食べた白菜がおいしかったので、その種を日本に持ち帰った)ものらしいのですが、種(タネ)をとるのに苦労した。アブラナ科は異種の交配が容易だから、白菜とカブの掛け合わせとかが意図せずたくさんできて、肝心の白菜のタネがうまくできなかったんだそうです。

f:id:veggarden-diary:20190901173338j:plain

そんなとき、宮城農業学校の沼倉吉兵衛さんという方が、松島湾にある島で隔離栽培をしてタネを育てた。民間では渡辺採種場が設立され、同じく松島湾内にある島で白菜のタネをとり販売しはじめた。だから、当時は日本で白菜のタネといえば仙台だったんですね。(それまでは輸入に頼っていたから高価で、庶民が口にできるようなものではなかったらしい)

そんな歴史を聞いたあとで、参加した方たちや子どもたちと一緒に、白菜の苗を植えました。最後に、自分用の苗もいただいて終了。11月の末には収穫できるとのことで、楽しみです。

f:id:veggarden-diary:20190901171923j:plain

説明してくださった先生曰く「今後白菜を食べる際は、(同じ県民として)ちょっと誇らしく思ってください。」とのことだった。いままでそんな歴史があったなんて知らなかったことを悔やみつつ、先人の苦労に感謝します♪

f:id:veggarden-diary:20190901172050j:plain

ハクサイの絵本 (そだててあそぼう)

ハクサイの絵本 (そだててあそぼう)